001 ようこそわが家へ
わが家に保護犬が来た。
名前は里親を募集していた工藤さんが仮で名前を付けてくださっていた「ポン子」をそのまま命名した。
タヌキのような見た目から雄だったらポンタ、雌だったらポン子とのこと。
家族との初めてのお見合い、ポン子は震えていた。尻尾が股を通っておなかにくっついていた。これでもかってくらいおびえていた。
そんなポン子を受け入れようと家族ではトライアルの日を迎えた。
ようこそわが家へ!
手先の器用な奥様が100円均一で買ってきた柵を何個も丈夫につなぎ合わせて作ってくれたケージに体重12kgくらいのポン子は入ってくれた。
手に乗せたご飯を食べてくれたが、尻尾は垂れたままだった。きっと緊張しているし、怖いのだと感じた。
これまでの人生がどんなものだったのか探りようがない。。。けど!これからの人生は殺されてしまうという心配なんて絶対ない。ポン子!安心して!
わが家は人にも動物にも優しい奥さん、泣いてる子の心配をいつもする長男、まだ言葉はしゃべれないけど、動物好きな次男、そして最近料理担当の僕がいる!
そんな思いを抱きながらトライアル初日を迎えた。
名前:ポン子
年齢:2歳(推定)
出身:香川県
状態:股の下に尻尾をたたんでいる。